ビルやマンション、商業施設などの大型建築物に欠かせない設備のひとつが「キュービクル」です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、
建物の電気設備を管理する上で非常に重要な役割を果たしています。
キュービクルは、
電力会社から供給される高圧電力を、
建物内で使用できる低圧電力に変換する受変電設備です。
通常、ビルの屋上や地下、敷地内の目立たない場所に設置されており、
建物全体の電力供給を支えています。
しかし、キュービクルにも寿命があります。
一般的に15年~20年が更新の目安とされ、
経年劣化による故障リスクを避けるために計画的な交換が必要です。
キュービクルの基本的な役割
キュービクル(Cubicle)は、
正式には「キュービクル式高圧受電設備」と呼ばれます。
電力会社から供給される6,600ボルトの高圧電力を、
一般的な電気機器で使用できる100ボルトまたは200ボルトの低圧電力に変換する装置です。
キュービクルの主な機能
■受電機能:電力会社からの高圧電力を受け取る
■変圧機能:高圧電力を低圧電力に変換
■配電機能:建物内の各所に電力を分配
■保護機能:過電流や漏電から建物を守る
■キュービクルが必要な建物
すべての建物にキュービクルが必要なわけではありません。
以下のような建物で設置が求められます。
・契約電力が50kW以上の建物
・中高層オフィスビル
・商業施設・ショッピングモール
・工場・生産施設
・大型マンション・集合住宅
・病院・医療施設
※一般的な戸建て住宅や小規模店舗では、
電力会社から直接低圧電力が供給されるため、キュービクルは不要です。
キュービクル交換が必要になる理由
1. 経年劣化による性能低下
キュービクル内部には
、変圧器、遮断器、保護継電器など多くの電気機器が搭載されています。
これらは長年の使用により劣化し、以下のような問題が発生します。
・絶縁性能の低下
・接触不良による発熱
・保護装置の誤動作
・変圧器の油漏れ
2. 法定耐用年数の到来
キュービクルの法定耐用年数は一般的に15年とされています。
この期間を超えると、以下のリスクが高まります。
・突然の停電事故
・火災の危険性
・建物全体の電力供給停止
・修理費用の増大
3. 省エネ・環境規制への対応
最新のキュービクルは、省エネ性能が大幅に向上しています。
古い設備を交換することで、以下のメリットがあります。
・電力損失の削減(10~15%の省エネ効果)
・電気料金の削減
・CO2排出量の削減
・環境規制への適合
キュービクル交換工事の流れ
STEP1:事前調査・計画策定
工事を開始する前に、現地調査を行い、
既存キュービクルの状態を確認します。
STEP2:既存キュービクルの撤去準備

工事初日は、既存キュービクルの電源を切断し、
内部配線を慎重に取り外す作業から始まります。


ケーブルの接続部分を一つずつ確認しながら取り外します。
STEP3:旧設備の解体・撤去
既存のキュービクルを解体し、屋上から撤去します。
夜間作業となることが多く、照明を十分に確保して安全に作業を進めます。

旧設備を撤去した後は、基礎部分の清掃と点検を行います。
コンクリート基礎の状態を確認し、必要に応じて補修します。

STEP4:新設キュービクルの搬入・設置
新しいキュービクルをクレーンで屋上まで吊り上げます。

キュービクルを基礎に固定した後、
各扉を開けて内部の配線作業を開始します。
STEP5:配線・接続作業

STEP6:試運転・検査
配線が完了したら、試運転を行います。
STEP7:完成・引き渡し
キュービクルは設置後も
定期的なメンテナンスが法律で義務付けられています。
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